RECRUIT
通年/定期採用
Mooreみらい監査法人

将来どのようなスキルが求められるか

人は同じことをしていると、どうしても慣れてしまうものです。「これまでの方法でやるのが一番いい」、「前期と同じやり方で」。仕事をしていれば、このように思うことが日常的にあります。しかし、実はこうした「前回と同じで良い」、「余計なことを考えたくない」という発想では、その人自身も組織も成長しません。  私たちの業界の仕事では、法令や基準などの客観的な事実を踏まえ、その上で「こんな最善の方法がある」と伝えなければなりません。情報を集めず、分析せずに、単に過去の踏襲やひらめきだけでは、周囲からの信頼が得られず、失敗に終わってしまう可能性が高くなってしまいます。ですから、自分が取り組んでいる課題に関する情報やネットワークを増やし、それをベースに「新しい価値を生み出す力」、つまり、創造力が必要なのです。

創造力の重要性

将来AIやロボットに仕事が奪われるといった話は以前からありますが、実際にすでに多くの仕事の現場でAIやロボットが人に代わって仕事をしています。監査の現場でも、これまでは人がやっていた作業を、定型業務を自動化する「RPA」(ロボティック・プロセス・オートメーション)というソフトが処理する取り組みが進んでおります。このようにAIやロボットが人の代わりに仕事をすることが当たり前の時代になりつつありますが、将来人がする仕事とはどんな仕事なのでしょうか。2013年に英オックスフォード大学のマイケル・A・オズボーン准教授の論文の中で、94%の確率で10年後になくなるとされた専門職の1つが会計監査の仕事でした。そのオズボーン准教授はAIに置き換えられにくいのは「意思決定や判断、創造性に関わる仕事」と言っています。AIに代替されない人材になるためにも創造力も持つことが重要なのです。

創造力を伸ばすには

 創造力を伸ばすためには、取り組んでいる課題に関連する法令、基準、事例などの情報を集め、取捨選択したり、組み合わせたりして考え抜いた結果、最善の考え方が浮かんでくるのです。公認会計士であれば、専門家として自分の仕事に関連する情報を調べるのは当然の作業ですが、社外の人とネットワークを持つことにより、自分の立ち位置や発想を客観的な視点で見つめ直すことも重要であり、他人との会話の中に、多くのヒントが隠されていることもあります。 ただし、仕事ですぐに新しい価値を生み出すことは容易ではありません。まずは、自分の目の前の課題に焦点をあて、前例のやり方を鵜呑みにしないで「より有効な方法がないのか?」とか「より効率化するには?」など、自分の担当レベルから始めるのが良いと思います。そして次は、業務全体、組織全体と創造する範囲を広げていくのです。 また、自分で考えた結果をアウトプットすることも重要です。周囲の人に口頭でも良いのでアウトプットすることにより、伝えるスキルが向上するだけでなく、アドバイスをもらえれば、よりレベルアップした価値へとつながります。失敗を恐れないで、色々と問題意識をもって考えること、伝えることが重要なのです。

最後に

公認会計士の重要性は、公認会計士の高度な専門的知識に裏付けられた会計のスペシャリストとしての「判断」にあるのです。 過剰なマニュアルや縛りなどの管理強化は、自ら考えることを忘れさせ、ついつい前例を踏襲するだけになってしまうこともあると思います。その理由は、過去と同じやり方をすることはとても楽だからです。しかし、より良いサービス、仕事の進め方をとことん考え抜いた結果、クライアントに対して付加価値の高いサービスを提供できた時には、これまでとは違った充実感を得ることができるはずです。Mooreみらい監査法人で創造力を身に付け、みらいに輝くための力を一緒に発揮していきましょう。